抱負
昨日、今年の抱負を発表することになって、宮城から沿岸を北上していく話をしたのだけれど、もうひとつ。
今年はフィンランド語を話す。
英語よりフィンランド語に触れる機会の方が多いのだから…。
2019→2020の年越し、延々“söpö(かわいい)”の発音を矯正されていたのは記憶に新しい。
少なくとも、フィンランド語が読めるようになれば、辞書を引き引きサーミの精霊について学びを深めることができるのだし。
ところで、なぜ「抱負」は「負けを抱いて」いるのだろう、と常々思っていた。
『大漢語林』から引用したひとによると
「抱」は、「心にいだく」ということから「思い。思うこと」の意味。
「負」は、「負う」から転じて「頼む。頼みにすること」の意味。
「抱負」で、「心に頼みとすることを思う。その思い」を意味し、意味が狭まって「心中に抱く考え。計画。自信」を意味するようになった。
とのこと。
「自信」というのはまた面白い。
抱負が実現すれば、それは必ず自信になってくれる、そういうことなのだろうか。
やまとの歌の流れから、ほんの少し漢詩に興味を惹かれている。
漢語、そこからまた今生きている日本語に還流できたら、もっと言葉の貯蓄は豊かになるだろう。
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