往く
明るいうちに帰りたいから、
日の出あたりに車に乗り始めればいいと、「夜」のうちに家を出る。
南向きに進んでいく中で、ふと左に目を向けると、色みに変化が見られる。
前回で学習したのだ、
行く先がいかに暗くとも、やっぱり、本当に夜は明ける。
「夜を往く」というイメージから書き始めたこの文章(タイトルしか知らない「夜を往け」が頭に浮かんだ)、
その「往く」の対義語はやはり「復(かえ)る」らしかった。
そして「往く」は「復る」を言外に含んでいる、とのこと。それが「行く」との違いになる。
今のところ、旅はいつだって「往く」もの、
そしてもっと大きな意味での旅、それもやっぱり「往く」なのだろうな、という気がする。
追記
しかしそうすると「往生」とは…?
仏になり、わたしたちはまた復るのだろうか。こちら側へ。
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