「祉」

『「性霊集」抄』を読んでいる。

そこで目を留めた一文。

「気を攘い、祉を招くのは摩尼」

初出時さらっと読んでしまったので、二度目に現れたその時に「祉」が読めない。

福祉の「祉」であることは間違いないが、
これ一文字でお目にかかったことなどないのだ。

実はこれ一文字で、「さいわ(い)」と読む。

さいわい。しあわせ。神のめぐみ。
神が止まることを表した字。


「福祉」という言葉が違って見える。

朱鳥 akamitori

すべてのひとが、心安らかに日々を歩んでいけるように。 神仏のお言葉をお伝えし、曇りを祓っていきます。

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